入江富美子氏のタイトル

Interview

入江 ──

こんなこともありました。

イギリスで、タイタニックの出港地、サウサンプトンに行きました。そこでタイタニック号の乗客の方々の魂を感じて「皆さんは、みたま(天のこと)が本体なんですよ。皆さんの肉体の苦しみはもう終わっていますよ」と海に喜びで伝えたんです。

そしたら、乗客の魂がわーーっと歓声を上げて、天に上がったように感じたんです。すると、横にいた友人が「今、わーって歓声をあげて天に上っていきましたよね?」って言ったんです。またまたその後、日本の知り合いから「今、タイタニックの皆さんが天に上がられましたね。ふーちゃん、そんなことができるんですね」と連絡が入りました。いやいや、できませんよ! 自分でもよくわかりませんが、こうしてお知らせしてくださる人がいることも不思議です。「不思議や神秘は詮索しない」のが大事なので、ありがとうございます、とただ喜んでおくようにしています。

テンプル ──

そんな感じで、各地で浄化や慰霊をしていたんですか?

入江 ──

浄化や慰霊、そんな意識は全くないです。これからもありません。ただ、へそというのは、へそで一代一代、ご先祖さまを繋げていくと命のもとの天につながっていますよね。ですから、へそは、天そのものであり「みたま」と言われていると教えてもらいました。それが自分の本体である、ということを、わからせてもらってから、そのことを嬉しくて世界中に伝えていたらそんなことが起こってきたんです。

「へそ=みたまが本体」ということを忘れている場所や魂にそれを伝えている感じです。みたまが本体であることを、喜びと感謝で伝えれば、思い出してもらえるんです。それは一瞬で起こります。人にもセミナーで、伝えていますが、人間は肉体があるので、一瞬には変わりません(笑)。でも、肉体がある間にこのことを知ることがとても大切で価値があるんです。

まぁ、そんなことが行く先々で起こっています。あまりに繊細で大事なことすぎて、軽く言ったらだめな気がして、公にはあまり言わないで来ましたが、今日、カミングアウトです(笑)。

テンプル ──

ふーちゃんの秘密を話していただき、ありがとうございます(笑)。ふーちゃんの体験を聞いてると、人が歓喜で生きることのパワーと影響力に心底驚きますね。

入江 ──

ほんとに喜んで生きるってすごいことだと思います。ですから、自分自身がみたまそのものなんだって喜びながら、「あなたの本体はみたまなんですよ!」ということを、行く先々で伝えるだけで、一瞬でその場が喜びと感謝に変わるんですよ。

テンプル ──

『へそ道®/セレブレーション』では、「みたまに集中する」「お詫びとお礼」を教わりますよね。教わっただけでちゃんと出来てないから、いつまでも足踏み状態ですが(笑)。旅の話の延長で、去年のヨーロッパ旅行中に聞いた『光のドーム』の話もしていただけますか?

入江 ──

去年の夏も、2ヶ月ヨーロッパを廻りました。イギリス在住のCさんが、私の本の英語版を出したいと言ってくださり、翻訳するには私の感じていることを一緒に感じることが大事だと、ずっと一緒に廻って下さったんです。すると、だんだんCさんも私と同じ体験をするようになりました。

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ある夜のことです。ホテルで同じ部屋で寝ていたら、夜中、Cさんがぱっと目が覚めたらしいのです。すると隣で私がとても幸せそうな顔で寝ていて、しかも「光のドーム」のようなものに包まれていて、私のおへそからシューっと1本の筋が出ていたのを目撃したそうなんです。翌朝、それを聞いて私は「やっぱり」と思いました。その自覚がずっとあったから。特に夜、光のドームに包まれて体調が戻ったり、へそが宇宙の元に繋がるのを感じていたんです。

一緒に旅を続けるうち、Cさんは、私がどこで「みたまが本体ですよ」ってやるのか、だんだん分かるようになっていきました。

ある時、Cさんが、直感的に私が「みたまが本体」と伝えている瞬間をビデオに撮っていました。後から見直すと、真っ暗の中で、たくさんの光が飛び交って天に上がっていきました。その動画は2人の宝物として、公開はしませんが、本当にそうなんだと嬉しかったです。

私の思い込みと思って信じなくていいですよ。まぁ、そんなこともあるかもね位で聞いていて下さい。

テンプル ──

想像していた以上に、ふーちゃんがやっていることが大きく変化していて、今、聞きながら驚いています。

入江 ──

菜央子さんだから、今日は喋りすぎているんですが、後から後悔するかも(笑)。もう開き直ってですね、私ね、自分のミッションが、この世のことからあの世のことにまたがり始めたような、変わってきているように感じているんですよ。

テンプル ──

あの世のことっていうのは、迷っているスピリットを天に返すってこと?

入江 ──

私は固有なものに、焦点をあてないようにしています。ただ2005年から実感しているのは、人が発するみたまの振動、発振が宇宙のバランスを取っている、ということです。

宇宙が持つ固有の振動と、人間が出す本当の感謝や喜びの振動が美しいバランスを取り合って進化したり保ちあっていると感じています。荒唐無稽な話ですが、私はそうだと感じています。大自然や宇宙の振動のバランス調整に人間が存在している必要がある。そして、その特定の周波数帯の中にいれば、何をしているかはあまり関係ないんです。やっていること以上にその振動が共振しているから。つまり、仕事していても寝ていても、旅行していても何をしてもしていなくてもいい。でも、その周波数、振動数を保っていることのほうが大事。

その周波数帯を簡単に言うと「みたまが本体」ということを喜んでいる振動です。その喜びや感謝の中で生きると、宇宙や自然との関係性が取れる。すると、地球環境や色んなものがより調和され、いいふうに展開が変わっていく。今大切なのは、その周波数にいる人が増えることだと聞いています。だから、それぞれの人が、ご先祖さまに感謝して、多くの方の祈りを感じて、喜んで生きて、今の今の今の瞬間を喜びにしていく昔からの生き方がどれだけ美しいことだったのかと思わされます。

宇宙が歓喜で始まったとするならば、長い歴史の中の「中今」の「今」を私達が喜びと感謝で生きていく。今を宇宙が始まった時と同じ歓喜に変えていくことができるのは私達、ということです。これは、今を生きる私たちの誰もができることです。これは宇宙規模のことなので、地球の調和、世界平和にも繋がっていると思っています。