白木原 雪乃さんのタイトル

Interview

テンプル ──

「ホメオパシーを学んだ」と簡単に言われましたが、ホメオパシーを学ぶだけでも内容も勉強も量はハンパないですよね。しかも働きながら…。

白木原 ──

学校は月に2日行って、あとは自宅学習と実習がメインだったのでそれほど大変ではなかったです。仕事も定時で帰れたので…。実はホメオパシーを学び始める直前に最初の結婚をして、3年間制の学校を卒業した翌月離婚という、ホメオパシーを学んだ年月と結婚時期が重なっているんです。というのも、結婚生活で様々起きてきた夫との精神的な軋轢をホメオパシーで解消しつつ、ホメオパシーを通じて自分自身の内側をみつめたことで、最終的に離婚して自立の道を選んだという感じで(笑)。結婚していたおかげで、ホメオパシーの効果を自ら体験しながら学べましたね。

テンプル ──

身近に良い実習対象があったとはいえ(笑)、結婚と仕事とホメオパシーの勉強と、よく頑張りましたよね。

白木原 ──

そうですね。頑張りました。卒業後はそのホメオパシースクールでホメオパスとして相談に乗るようになり、さらに週末になると自分でもカウンセリングをしたりヒーリングサロンでセッションをするようになりました。25歳からはずっと学びっぱなしです。色々学びましたが、キネシオロジーを知ったことで、別々だった知識が統合でき、本当にその人に必要なものでセッションができるようになりました。キネシオロジー(筋肉反射)を使えば、その人の中から答えを引き出し、最適なものを選べます。そのことが理解できてからはそれまで学んだこと全てが1つになりました。

テンプル ──

キネシオロジーに出逢ったのはいつですか?

白木原 ──

本格的に学び始めたのは2004年です。フラワーエッセンスを学んだときキネシオロジーを知って、へぇ~っとは思っていたんですが、2004年に2度目の夫と出逢い、彼を通じてタッチフォー・ヘルス、スリーインワンを知って、キネシの世界がひらいていきました。2005年からスリーインワンのインストラクターとなり、キネシオロジーも教え始めるようになりました。

  •  タッチフォー・ヘルスとは?
    身体を通してストレスや痛みを緩和できる心身療法。カイロプラクティックから派生したアプライドキネシオロジーをベースに、西洋医学と東洋医学、心理学や栄養学を融合させ、統合的にセラピーを行えるようになるためのツール。

    タッチフォー・ヘルスキネシオロジー協会 https://touch4health.kinesiology.jp 

  •  スリーインワン・コンセプツ® とは?
    ボディ・マインド・スピリットの3つを1つに統合する(3in1)という理念に基づき開発される。骨相学を取り入れ、顔のつくりからその人の才能を見ていったり、年齢遡行を行い、ストレスが始まったときに溯ってストレス解放を行ったりもする。

    スリーインワン・コンセプツ® http://www.3in1concepts.ne.jp/about 

テンプル ──

雪乃さんを身近でみていていつも凄いと思っているのは、学んだものは確実に身につける。インストラクター資格をとったり、講師になるレベルまでスキルを高めていくので、勉強に費やした時間と費用は後でちゃんと回収してますよね。

白木原 ──

そうですね。学んだものは、あとでほぼ仕事になっていますね。その中でも「これこそ自分の天職だ!」と思ったことが私には3つあって…。

1つがヒプノセラピー。誘導が好きで、アドリブでその人に合った誘導するのが結構得意です。潜在意識に導くのが面白いし、可能性がすごくある。ヒプノセラピーは過去生も含め、時間を超えることができます。潜在意識から情報を引き出す力がものすごくあると思います。ただ、その世界にどっぷり浸りすぎ、過去生に執着するあまり症状が悪化する人もなかにはいるので、諸刃の刃でもあります。 ヒプノセラピーの怖さも知ったので、そのうち封印してしまいました。

次に精神と肉体と両方に作用するものがないかと探し始めました。鼻水がズルズルしているのにヒプノセラピーで誘導しても仕方がないわけです。そのツールとして学んだのがホメオパシー。ホメオパシーは肉体にもメンタルにも作用するし、トラウマなどにも効果があります。ホメオパシーは不思議なことにスイスイ頭に入ってくるので、もしかして過去生で私はホメオパシーを学んでいたかもしれない、と思ったくらいです。

頭痛のときに薬を飲むと頭がぼーっとすることがありますが、ホメオパシーで治る時には、視界がクリアになって頭もスッキリして爽やかなんです。これは全然違うなと。しかも自分の治癒力で治っていく。これぞ自分が求めていたものだ、ホメオパスは私の天職だ!としばらくは思っていました。 でも、何千種類ものレメディからその人にピッタリ合うものを探し出すのは至難の技。何故なら、ホメオパシーを選ぶには問診が重要なんですが、最初から自分が抱えている問題の核心を話せる人はほとんどいないんですね。その人の本質を問診で見つけていくにはやはり時間がかかります。そんなことを悩んでいた頃、キネシオロジーに出会いました。キネシオロジーを使えば、その人の問題の核心に素早く到達することができるので、これは凄いなと。

さらに、キネシオロジーを使えば、ヒプノセラピーのセッションがその人に必要か、どのレメディが必要かすぐにピンポイントで分かります。キネシオロジーこそが私の天職!と思い、 今に至っています。

セッショ中の写真

テンプル ──

キネシオロジーについて少しお話しいただきたいんですが、雪乃さんのセッションは、腕の上げ下ろしといったものではなく、本当に私の腕に触っているかいないかの微妙なタッチですよね。しかも質問は口頭でされず、雪乃さんが心の中で聞いた質問に私の筋肉が反応している。雪乃さんの質問を私の耳がきいて、それに対して筋肉が反応しているならまだ分かりますが、心と心のやりとりでセッションは進みますよね。セッション中、雪乃さんはクライアントの何に気づいているんですか?