マスター・プラブジ、マスター・サティシュジ氏のタイトル

第32回
マスター・プラブジ、マスター・サティシュジ 氏

ヨガチャリヤ・マスター・プラブジさん
ヨガチャリヤ・マスター・プラブジ

Yogacharya Master Prabhuji

南インド生まれ。8歳からヨガをはじめ、数多くの賞を受賞する。

国立工科大学の技術修士(MTech)であり、人間の血流とヨガに関連する流体力学を専門としている。インド政府主催の全インド、大学対抗ヨガアーサナ・チャンピオンシップの審査員を務めた。また、南グジャラート大学、SNDT女子大学など、インド国内の大学でのヨガの顧問、選考委員、技術コーチに任命されている。日本においては、プラブヨガインターナショナル株式会社のディレクターとして日本各地でヨガの指導にあたっている。

現在、世界初の古典ヨガに関する『ヨガアーサナの百科事典、1008のプラナヤマ大百科事典』を弟とともに執筆中。

ERYT 500、RYT500、RYT 200、T-500(米国)MTech、B.E、PGIS、DACADD、P.G.D.Y(Gold Med)、C-IAYT


ヨガチャリヤ・マスター・プラブジさん
ヨガチャリヤ・プロフェッサー・マスター・サティシュジ

Yogacharya Prof. Master SathishKumarji

南インド生まれ 7歳からヨガを始める。ヨガセラピーのマスターでもあり、特にインド薬膳の専門家でもある。大学卒業後は、インドの宇宙研究機関に勤務。その後、ヨガ実践者に心と身体に調和をもたらすためにSath Yoga Reserch labを立ち上げた。

現在、インドの様々な大学、大学院でヨガコースを指導しており、約20名のヨガ研究者、博士課程の学生を指導中。すでに27冊の著作があるが、中には、ガネーシャ卿によるタミル語の伝統的な詩についての本がある。また、現在、世界初の古典ヨガに関する『ヨガアーサナの百科事典、1008のプラナヤマ大百科事典』を執筆中。

ERYT-500, RYT-500, T- 500(USA). B.E (Mech)(First Rank), D.M.E., (First Rank), P.G. Dip. In Yoga (Uni Gold Medlst), P.G.Dip In Intl Business.(Univ.First),C.E.S.,(Sanskrit),C.A.M.,(Ayurvedic)

公式サイト https://www.prabhuyoga.co.jp/japan
毎日がエドガー・ケイシー日和 (プラブヨガ) https://caycegoods.exblog.jp/i26

Interview

テンプル ──

私は昨年3月、友人の紹介でプラブジ先生にお会いし、5月から本格的にプラブヨガを始めました。身体を動かすことが苦手で身体の固い私でも続いているのは、プラブヨガ独特のウォーミング・アップにあります。言葉では説明が難しいので、興味が湧いた方は、ぜひご自身でプラブヨガクラス参加して体験下さい。ではまず、お二人が世界を巡って教えていらっしゃるプラブヨガとはどんなヨガなのか、簡単にご説明いただけますか?

サティシュジ ──

プラブヨガは、何千年も前から実践されてきた、古い伝統的なヨガの修行法です。秘儀的なヨガとして師から弟子に直接秘された形で伝えられ、これまでずっと一般の人々に広く教えられることがありませんでした。

兄のプラブジは8歳、私は7歳の時に、バンガロールのヨガチャリヤ・スンダラムジ(Yogacharya Sundaramji)と、ドロナチャリヤ・マニカムジ(Dhronacharya A.Manikamji)から、伝統的なプラブヨガのディクシャ(伝授の儀式/祝福)を受け、基礎的なヨガを学びました。私自身は、ドロナチャリア・マニカムジ(Dhronacharya A.Manikamji)、ヨギ・マニエタン(Yogi ManiEttan)、そしてアーユルヴェーダチャリア・クリシュナン・ナンボディリ(Ayurvedacharya Krishnan Namboodiri)から学び、加えて、数多くあるヨガのカテゴリーに応じたプラブヨガの技術を学んできました。

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私たち2人はヨガの祝福を受けたのち、9歳からはサドグル・サルボッタマ・サチダナンダ・ナデシュワラ・スワミガル・コヴァイプドゥール(Sadguru Sarvottama Sachidananda Nadeshwara Swamigal Kovaipudur)に師事し、スピリチュアルな旅、魂の真の価値の探求する、というヨガの旅をスタートさせました。その後、私たちはエンジニアとしての経験や医学的な知識をベースに、このプラブヨガのテクニックを発展させてきました。

私たちは兄弟で一緒にヨガを学んできました。様々な分野を学ぶうちに、プラブヨガは、誰もが健康で幸せで、薬を必要としない健康な生活を送るためのものだと感じるようになりました。

テンプル ──

ヨガという言葉でまずイメージするポーズ(アーサナ)は、ヨガ哲学全体からみるとほんの一部で、生活基盤や自身の内面を整えることもヨガ哲学に含まれていると聞きました。「ヨガの八支則」について、少し教えていただけますか?

サティシュジ ──

ヨガというと、心と身体と魂を1つにするものだと言われていますが、実際のところ、一般的なヨガでは、ソウル、魂の部分を触れていません。

ヨガには、「八支則」《ヤマ(人生への態度/Life attitude)、ニヤマ(日々の生活態度/Living attitude)、アーサナ(ポーズ)、プラナヤマ(呼吸法)、プラティヤハーラ(感覚の抑制と制御)、ダーラナー(集中)、ディヤーナ(瞑想)、サマーディ(平衡/三昧)》という8つの成長ステップがあります。

しかし、プラブヨガの八支則は、種類も悟りを得るまでの段階も全く異なります。プラブヨガには、ナルマ・アサナンガ・プラブヨガ(4段階のプロセス/ Naluma Asananga Prabhu Yoga)、パンチャンガ・プラブヨガ(5段階のプロセス/ Panchanga Prabhu Yoga)、サプタンガ(7段階/ Saptanga)、アスタアシュタンガ・ヨガ(8段階/ AstaAshtanga Yoga)、ドワダサナンガ・プラブヨガ(12段階のプラブ・ヨガ/ Dwadasananga Prabhu Yoga)というふうにそれぞれのヨガに対し、さらに細分化された段階があります。

プラナヤマ(ヨガの呼吸法)も、スリヤアシュタンガ・プラブ・プラナヤマ(SuryaAshtanga Prabhu Pranayama ( Sun Side Pranayama), )、アカシャ・アシュタンガ(AkasaAshtanga ( Space Pranayama stages)) の2つに分かれています。

この宇宙には、天国も地獄もありません。すべての魂は、天国へ行くまで、もしくは地獄での苦しみを体験するために、自分が死ぬのを待つ必要はありません。地獄と天国はこの惑星の人生にすでに存在しています。 魂の表現としての天国がある一方、貪欲と強欲にまみれ、快楽と贅沢と悪に生きた人には地獄があります。

古いタイプのヨガでは、この「八支則」はもっと抽象的なものでした。パタンジャリ・ヨガスートラやハタヨガでも、真理(サティヤ)、ブラフマーチャリア(禁欲、肉体的純潔)、アパリグラハ(所有)について述べられていますが、現代と昔とでは概念が全く異なっています。