初めて私が「プラブヨガ」を知ったとき、「プラブヨガ」はレムリアの時代、4万年前から続いているヨガであると教わったんですが、これは合っていますか?
レムリア時代というのは4万年よりも前の時代ではないでしょうか。何十億年前かもしれません。私たちが知りうる最古の時代が4万年前ということなのかもしれません。あるいは、年数では計れない遙かな昔、ということかもしれません。
古代から続く叡智を学ぶと、次のようなことが起きます。例えば、ある人が素晴らしい気づきを得たとします。それは、オールトクラウド(Oort cloud)という天体の空間に蓄積され続けていきます。何千年後に、誰かが瞑想中、その気づきをオールトクラウドから受け取り、人生に役立てていくことができます。そのように偉大なる4つのヴェーダ は、アカシックリーディング(宇宙図書館)を通して書き続けられています。
今はそのデータを送るときにはicloudに貯めますが、私が話しているのは、オリジナルのクラウドのことです。ただ、これは良い知恵だけではなく、誰かが使う汚い言葉、怒りや憎しみ、不安といった感情も、そのクラウドには蓄積されています。
部屋で瞑想をしていて、うまく瞑想ができないと感じたら、古いエネルギーを浄化して、その場を良いエネルギーにすることが必要です。まだ不要なエネルギーが残っているのかもしれません。
ともかくも、そのように私たちは師から受け取ったものを、皆さんにお伝えしています。
私も兄も、ヨガを教えたいと思ったときには、エネルギーのフローが起こり、グルからの叡智が降りてきます。今回のインタビューについても、事前準備は何もしていませんが、良い流れになっています。
このプラブヨガは、長きにわたって、いわば魂の探求者のみに伝えられてきた秘されたヨガで、4万年を経て、初めてお2人がテキストを作成し、一般の人たちに教え始めたと聞きました。その認識で合っていますか?
その通りです。ヨガの本、あるいは、哲学的でスピリチュアルな本を書くことと、ヨガの技法の発見と進歩は、あたかもパラレルのように違った世界を体験しているようなものです。そのような体験を通して私の脳の前頭前野は目覚め、活性化し、世界を違った角度から見られるようになりました。統合された知識と経験を通じて獲得した智慧により、真の意識拡大ができるようになったのです。
私たちには自然と同調すること、そして、多面的な芸術性、直観的思考、数学的頭脳といった知的な強みがあります。私たち兄弟は科学的な知識と医学的な理解を持つエンジニアのバックグラウンドがあります。エンジニアとしての経験とプラブヨガを組み合わせながら、スピード、フロー、熱や体液の流動性、体軸といったヨガの要素を研究しています。叡智を求める真の探究者は、優れた教師と出会い、学ぶ機会がやってきます。そして神は、常に真理の探求者を応援しています。私たちは、数学、物理学、化学、生物学、医学生理学、工学や科学研究といった基礎的な学問を修めてきたことを嬉しく思っています。
すべての原子はそれぞれが特有の心と個別の意識を持っています。原子は、同じような心を持つ原子と結合して分子を形成します。分子は化合物、細胞、組織、臓器、器官系、そして身体を形成します。
人体の100兆個の細胞の意識の累積は、Jivatma(肉体を持った魂)と呼ばれています。体のすべての細胞が互いに調和して働くとき、私たちは完璧な健康を手に入れ、経験することができます。
プラブヨガの解剖学のクラスでは、黄金比率の法則を学びましたね。それぞれのヨガのポーズには黄金比があります。もし、黄金比をちゃんと作ることができなければ仏陀になることはできません。プラーナを効果的に身体に取り入れることができず、エネルギー浄化もできないかもしれません。でも、ヨガのクラスでベーシックからアドバンスまで地道に少しずつでも学び進めていくと、黄金比で坐れるようになっていきます。