プラブヨガのクラスでは、どんなにヨガの開始時間が遅れても、クラスの一番最初に修了書とヨガフードを先生方から直接受け取ります。時間の節約のために生徒に直接配ったりはしません。それはなぜかと言うと、修了書やフードを手渡す時にお二人は参加者の健康状態と脈拍をチェックしているのだと聞きました。それは本当ですか?
呼吸やスタミナ、筋肉やプラーナ、脈拍といった参加者の体調は、クラス開始前にチェックしています。そういうのは自然にキャッチできます。別に修了証を渡す瞬間にチェックしているわけではなく、彼らが近づいてくる時にはすでにチェックが始まっています。
ということは、私たちは嘘をつけないということですね。
その通りです。身体は嘘をつきません。そして、その祝福は先生から生徒へと受け継がれていきます。
いま、このインタビューを通訳して下さっている方は、柑橘類をもっと食べたほうがいいでしょう。柑橘系の酸が足りません。身体が必要としています。何故ならあなたの場合、粘液を作りやすく、尿酸が増えやすいからです。また、痩せたければ断食ではなく、ワークアウトをもっとしたほうがいいでしょう。
八ヶ岳(山梨県北杜市)にプラブヨガの拠地ができたので、これからは滞在型のヨガセラピーコースを開催できるようになりました。参加者には正しいベジタリアン食の提供ができます。
日本人は緑茶をよく飲みますが抗酸化作用は2%しかありません。一方、摘みたてのミントで入れたお茶の抗酸化作用は60%あります。将来的にはそういった知識を教えるクラスも作りたいと思っています。
これまで多くの一般クラスを開催して、多くの方に参加していただきました。そこで分かったのは、参加する前に身体を痛めたことがある人が多いことでした。腰痛、肩こり、膝痛など痛みや、過去の怪我が完治していない・・・。一般クラスは参加人数が多いので、一人ひとりにその痛み緩和の指導が出来ませんでした。プラブヨガのインストラクター資格を得た先生方もクラスに参加してくれていましたが、新しいテクニックを学ぶのに忙しくて、生徒の様子をちゃんとみていません。
なので、身体を痛めてしまった方のためのクラスを新たに作りたいと思っています。何をすればいいのかを学び、自宅で実践してもらえるように。半年、1年後にはフォローアップクラスも必要です。プラブヨガをずっと続けていただきたいですから・・・。
この夏には「108チャクラ」という24日間のクラスが開催されます。身体の7つのチャクラについてはこれまで学ぶ機会はありました。ところが今度のクラスのチャクラの数は108個。プラブヨガでは人間の身体には8万ものチャクラがあり、そのうち108個のチャクラについては詳細が分かっていると言われています。ということで、お聞きします。サティシュジ先生はこの108のチャクラを実際に体感されているのでしょうか?
たとえ話でお話しします。ここにピーターさんという男性がいるとします。ヨガクラスに初めて参加しました。ヨガクラスに行ってポーズを学んでいると、「クンダリーニが上昇するクラスがありますよ」と言われ、そのクラスに参加すると、クンダリーニの上昇が起きました。彼はそのテクニックを学んだということです。すると彼は自宅で逆流性胃炎になりました。同じピーターさんが今度は別のスタジオに行きました。そこは大音響で太鼓や鐘を叩いて、その刺激でクンダリーニの上昇をさせるクラスでした。今度は耳鳴りが起きました。
クンダリーニのエネルギーは、こういう風に無理に上げてはいけません。長い時間をかけて、体系的にアプローチをしていきます。まず心と身体の浄化。自分の強欲さ、欲を捨てることも必要です。足るを知り、心を空っぽにします。そうすると、クンダリーニのエネルギーは自然に上昇していきます。
108のチャクラについて言えば、普通の人もチャクラは自然に機能しています。寝ている時には松果体からメラトニンが分泌されています。エンドルフィンも生成されています。チョコレートを食べたるとこのチャクラが活性化します。ホルモンを分泌しているのです。内分泌腺はチャクラセンターのように機能しています。
チャクラは体の機能だけではなく、マインドにも作用しています。最も重要な働きは、魂の浄化で、カルマを浄化する役割もあります。多くの人はカルマのせいで、良い資質を失って苦しんでいます。
全てのチャクラを繋ぐ「通路」がナディです。ナディはプラーナの通り路でもあります。脈拍は身体の12カ所で感じ取れますが、ナディは手首だけで感じられます。脈の音ではなく動きで感じます。正しく機能していれば、チャクラはプラーナをちゃんと受け取れています。
もし片腕が無い人がいても、その人のチャクラが減るわけではありません。エネルギー的なチャクラは、その人の体の中に自動的に転送、変換されています。他のチャクラと繋がっていますから。私たちは両親からこの体をもらって生まれました。こういった仕組みが最初から身体には備わっています。例えば、片目は視力、片目は映像の鮮明さ、内眼は情報吸収の役割かもしれません。