清水 浦安さんのタイトル

Interview

清水 ──

バプテスマ(洗礼者)のヨハネがダ・ヴィンチの前に現れた時の話も面白かったですよ。ある時ヨハネがダ・ヴィンチの前に現れ、自分を描いてくれとポーズをとったらしいんですね。彼はエネルギー体でダ・ヴィンチの前に出現し、そのエネルギー体のヨハネの姿をダ・ヴィンチは描いたらしいです。

テンプル ──

若く、ふっくらとした少し色っぽい姿でしたよね。

清水 ──

あんな美しいエネルギー体でダ・ヴィンチの前に現れたらしいですよ。それを写実してもらっただけだと、ヨハネさんご本人が言ってました(笑)。

レオナルド・ダ・ヴィンチ《洗礼者ヨハネ》

テンプル ──

霊界では、本人が地上で生きた時代や国に関わらず、全員集合できるんですね。

清水 ──

この地球とそっくりな高次な地球があるんです。肉眼で見える星空はほんの一部なんです。次元が異なった星が存在するんです。人間の肉眼には見えないだけで、次元の異なった数多くの星々が層になって存在しているらしいです。

テンプル ──

ワンドロップの活動は、この3次元の地球を残そう、ということが前提になっている活動なんですか?

清水 ──

私たちが創造主だとしたら、どんな地球を創りたいか。創造主はこの地球を元に戻すこともできるし、理想的な地球を新たに作ることもできる。僕が旅した地球とそっくりな別の地球は、何も奪わない世界でした。5次元なのに、なぜか物質もありました。 誰もがドアを開けて家の中に入っていくし、家の壁も天井もありました。あちらの人たちはこう言っていました。 「神様が人間を創ったのに、なぜあなたの地球の人たちは争い殺しあうのか。全く想像ができない」と。争うとか殺し合うということがまったくイメージできないらしいんですね。

霊人天風先生も倭姫様も、人間はイメージしたことしか実現できないと言われています。だから私たちが、 戦争や争いがなくなる世界をイメージできなければ、その世界は生まれてきません。イマジネーションとクリエイションは同じものなんです。イメージできるから創造もできる。あとは何をイメージするか、です。どこにいて何をしたいか。どういう世界に生きていたいか。人間は創造主。だから、イメージすれば何でも実現できるんです。

テンプル ──

そのためには、ぼんやりしたイメージではなく、明確で具体的なイメージが必要なんでしょうね。

清水 ──

僕たちは育った環境も文化も違います。でも1つ共通していることは、ワンドロップを持っている、ということ。そのワンドロップは神の分け御霊なんです。

ワンドロップに心を合わせるということは、『宇宙を創造した存在』に心を同化させること。同化することによって、人々の言うインスピレーションが当たり前のように届き、奇跡と言われることが当たり前のように起こる。『宇宙を創造した存在』に心を同化させるためには、それがどんなものかと知ることだ。『宇宙を創造した存在』に性質があるとしたら、それは「真(愛・誠)」、「善(全き善)」、「美(調和・バランス)」である。これが宇宙意識(キリスト意識)だと、霊人天風先生や倭姫様やイエスは、同じことを言ってきます。

それに加えて霊人天風先生からは、絶対積極でいろと言われていました。宇宙は一歩でも前に前にと進んでいき、一歩たりとも後退をしない。それに歩調を合わせろと。そして良き心でいなさい。倭姫様は明るい心、温かい心が宇宙の心であり、その宇宙の心に私たちは合わせることができる。ただただワンドロップに心を合わせて生きることで、自分の心につけている不要な消極的な観念は自ずと洗い流され、本来の自分に戻ることができる。世界中の人々がそれが出来たら、この地球は変わります。

テンプル ──

ソドムとゴモラが神によって破壊される前、ロトが神様と交渉したセリフのようですが、全世界の何パーセントの人が気がつけば地球は変わり始めるんでしょうか?

清水 ──

それは聞いていません。1人、また1人と、自分から始めていく。この自分がそうするかどうか、ですね。

テンプル ──

オセロの駒を1つ1つひっくり返していくように、地道に1人ひとりと増えていって間に合うか…。それではゆっくりすぎる気がしますが…。

清水 ──

ワンドロップの活動をやっていて気づいたことですが、この活動に関わるメンバーは、1人ひとりが自分の奇跡を体験し始めています。その体験から少しずつ本当の自分(ワンドロップ)を信じることを実感します。本当の自分(ワンドロップ)を信じていくとこんなことが起こるのかと自覚し、霊魂(たましい)に一本、柱が通ったように変化していくようです。そんな彼らの波動が周りにいい影響を与えています。間に合うかより、やるしかないと思います。

結局、問われているのは「あなたはどう生きたか」ということ。地上の人間が一気に命を落とすようなことが起こるかもしれない。だけど1人ひとりがどう生きたかによって、戻っていく場所は変わっていきます。私たちが何をし、どういう心で生きたか、だけにかかっています。

テンプル ──

私は地球を愛しているし、地球を美しいまま残したいと思っているし、そこに人間も動物も幸せに生きられたら…とも思っています。