尾竹 一男さんのタイトル

Interview

テンプル ──

ルーシャさんがお持ちのその才能は、生まれ持ったものなのでしょうか? それとも後天的に身についてきたものですか? 私たちにもルーシャさんと同じような能力を身に着けることができるのでしょうか?

ルーシャ ──

私は日本語はわかりませんが、その質問のエネルギーを感じていました(笑)。 この能力は誰もが生まれながらに持っています。でも、先祖の記憶、あるいは今生の記憶や経験の中で、自分の第六感や繊細な感覚を閉じているだけなのです。誰かが「犬は話すことが出来ないから、こちらが一生懸命分かってあげようとしなければ、彼らが伝えていることは理解できない」と言っていたのを聞いた経験があるでしょう。でも、私たちにはもともと、能力があります。でも、この繊細な感覚が最適な状態で機能出来ないようなフィルターがかかっているんです。 

私を例に挙げます。私は動物や自然からの声が聞こえて、彼らの情報を理解するようになっていました。でも嗅覚や味覚、視覚や触覚では感じることは出来ませんでした。でも誰かに「元々人はそういう能力を持っているんだから、他の感覚からの情報も受け取れるのに」って言われたのです。それで自分もその他の繊細な第六感、シックスセンスを持っていることに気がつきました。ですから皆さんも出来ます。私もそれを発見して、出来るようになりましたから。 

皆さんにこういったことを学んで欲しいという情熱が私の中にあります。内なるワークを重ねていけば、自分の精妙な感覚を邪魔するフィルターや信念体系を手放せるようになっていきます。これは旅です。私は今でも毎日、自分がもっとクリアになるためのワークに取り組んでいます。繊細な感覚を邪魔するフィルターをクリアリングしていくのは、瞑想を通してでも出来ますが、これは一生通じて行う旅なんです。

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素晴らしいのは、動物界はとても優雅な方法で(人間の)共同ファシリテーターとして、私たちに色々なことを教えてくれています。この精妙な感覚がいかにパワフルか、皆さんにも理解していただきたいので、多くの方に私たちの活動に参加してほしいと願っています。でも、私やファシリテーターと自分とを比較しないで下さい。今、私のクラスには若い世代の人たちもたくさん参加していますが、彼らは私より遥かに高い能力を持っています。みなさんがご自身の精妙な感覚を探求してくださることを私は切に願っています。深いレベルでのコミュニケーションができるようになると、ヒーリングのプロセスが自動的に内面から起こり始めるからです。

テンプル ──

これまでルーシャさんの来日をコーディネイトされていた荒木裕子さんから「ルーシャさんの若い頃の写真をみたら、とても内気でシャイな印象の女性だった」と伺ったことがあります。シャイなお嬢さんだったルーシャさんが今のような大胆で豪快なルーシャさんになったのは、 動物や地球と繋がって交流した影響もありますか?

ルーシャ ──

私はそんなにシャイな女の子だったかしら(笑)。でも、世界にどんどん出ていって、言葉を話せない動物たちが、実は言葉を持っていることを伝えていくのはとても勇気がいりました。私にギフトがあるならば、世の中に出て行って「動物たちの声を聞きましょうよ」と伝えてきた、その勇気だと思います。 

知覚を持つ動物たちと、言葉を交わすことなくコミュニケーション出来ることに気づき始めたら、人間にも同じことが出来ることが分かりました。脳梗塞で話ができない方、自閉症の方、お腹の中の赤ちゃん、そして体の中の細胞とも非言語コミュニケーションを通して会話出来るのです。とはいえ、私たちのクラスは、アニマルコミュニケーションを教えるクラスではありません。反対に動物たちは、誰でも非言語コミュニケーションができることを思い出す手助けをしてくれています。統一場の量子ホログラムの中で、あらゆる知覚を持つ存在は互いに言葉を必要としないコミュニケーションができるのです。

 私はシリウス人やアークトゥルス人、プレアデス人といった多次元にいる存在たちと強い繋がりがあり、彼らとも非言語コミュニケーションができます。彼らは常にコミュケーションが確実に行われたことを示す明らかな証拠を与えてくれます。リンキング・アウェアネスのクラスなどを通じて、自分の精妙な感覚が研ぎ澄まされていくと、いずれ誰でも彼らとコミュニケーションが取れるようになってきます。また、それ以外の存在たちとも交流が可能になっていきます。

 私に変化があったならば、それは自分自身に目覚め、覚醒が起きたことだと思います。通常の感覚だけではなく、ハートの繊細な感覚で生きるようになると、まるで違う世界を生き始めます。私は、以前とは全く違う世界を生きている感覚がしています。

テンプル ──

犬や猫なら、ある程度コミュニケーションできるかなと想像できますが、では、植物が相手だったらどうなのか? 虫や蚊は?もっと小さな単細胞生物、ウイルスや細菌は?と、どこまで微小な生物たちとコミュニケート出来るのかなと疑問が沸いてきました。もしウイルスや細菌、単細胞生物たちともコミュニケート出来るのなら、ルーシャさんは、いったいどのようにそれらと意思の疎通をしているのでしょう? 私には全く想像が出来ません…。

ルーシャ ──

単細胞生物、ウイルスや細菌といった微生物たちも知覚を持った存在で、同じ普遍的意識や創造主のエネルギーを共有しています。彼らは特有の周波数の座標を持っており、私たちがその座標にしっかりと繋がることができれば、彼らとコミュニケートすることができます。その周波数のレベルは大きかったり小さかったりと色々ですが、それぞれが独自の周波数を持っています。 

奇跡の観察者、あるいはコミュニケーターであれば、たとえガンのような病原体でも、ガン細胞と会話することでガンを殺すのではなく、癒やしてあげることも可能です。もし体の中にガンをはじめとして何らかの病原体が存在しているなら、彼らが本来いるべき世界に戻れるよう手助けしてあげることもできるのです。 

つまり純粋なエネルギーを招いて微生物の体を解放し、量子、あるいはワンネスの領域、光の領域に戻るよう促すことができます。自分がさらにクリアになっていけば、どんな知覚を持つ存在ともコミュニケーションが取れるようになるのです。