白鳥 哲さんのタイトル

Interview

テンプル ──

『超リーディング』の本には意図を明確にしてひまし油湿布をすることが紹介されています。何のためにひまし油湿布をするのか明確化して意図するというのは、とても興味深いと思いました。

白鳥 ──

ひまし油が体内浄化だけのものではないと思った経験がありました。ひまし油湿布を行った時にひどい疲れと虚脱感を感じたことがありました。もしかして、自分の意識状態がひまし油湿布に影響を与えるのかなと思ったんです。意識的に意図して湿布を行うと、特定の浄化が進むのではないかと思いました。

映画の編集作業は、とても煮詰まります。大量のインタビューの言葉を拾い集めるのに、脳は膨大なエネルギーを使います。夢の大切さをリーディングを通じて知り、そういえば私は、朝起きた時のイメージで映画を作ってるなと気がついたんです。夢からのメッセージで自分は映画を撮っているとふと思い出したんです。

色んな映画を撮りました。夢の中身は覚えてませんが、起きた時に、ここはこうしようと映画のイメージが出てくる。夢が潜在意識に働きかけているんだったら、ひまし油をしながら潜在意識に働きかけることができるんじゃないかと、ひまし油をしながら次の場面はどうなるんだろうと意図しながらやりました。すると湿布をしながら映画の次の場面が浮かぶようになったんです。ひまし油を使うと、次の3分が見えてくる。それなら湿布をしながら意識を使うことで、見えてくる世界があるんじゃないかと。そこで自分の魂の記憶を浄化しようと意図したんです。そしたら、どーっと疲れが出てきたんです。

魂の記憶を浄化すると意図して湿布をしているうちに、このオイルは意識にも働きかけていることに気が付きました。ひまし油は「キリストの御手」とも呼ばれます。肉体だけではなく、魂や心の浄化もできる。それがひまし油ではないかと思います。

テンプル ──

私が頂いたお客様の声でも、ビフォーひまし油湿布、アフターひまし油湿布と言えるくらいに人間関係が変わった、夢が変わったという体験談があります。

白鳥 ──

それも潜在意識に関係してると思います。もちろん肉体の浄化も湿布によってなされますが、同時にエネルギーの浄化も進んでいると思います。それが私の体験の中で感じたことです。今も意図して湿布をしています。

テンプル ──

テンプルで扱ってるひまし油は、圧搾する時に余計なストレスが種にかからないよう、加熱せず、ゆっくり絞ってもらっています。あるサイキックの方から、このひまし油は肉体だけではなく魂にも働きかけますよと。だから魂が弱ってる方にはこのひまし油を勧めてあげてください、と言われたことがあります。

ひまし油

白鳥 ──

もちろん私もテンプルさんのひまし油を使わせて頂いています。キリストは油を注ぐ者と言われていますよね。私はこれはひまし油も関係してるなと思います。何故なら魂の救済に繋がるから。だから自分の魂の救済にひまし油を使うようになったんです。

テンプル ──

ひまし油が、いつから、そして何故「キリストの御手」と呼ばれるようになったのか、そのいわれを知りたいです。

白鳥 ──

それは魂の救済があるからですよ。ひまし油は魂の癒しにもなっています。イエス・キリストの時代にも、それがキャッチされたのだと思います。それが理解できたので「キリストの御手」と呼ばれている意味が納得できたんです。

ひまし油を髪の毛にも行っていました。ベタベタするんですが。これはすごいなと。髪の毛には様々な想念がつきます。まず、それをキレイにしますね。毒素も排泄します。

リーディングは入り口です。私たちの気づきに応じて深まっていきます。同じリーディングの言葉でも、自分の意識が変わることでキャッチする言葉は全然変わります。私たちは答えを知っています。それを探すきっかけがリーディング情報にあります。アカシックレコードにも繋がりやすくなります。

10日間の甲田療法式の断食を行ったことがあります。初日に感じたのは、私たちは食べることでエネルギーを頂いてる、生きるもの全てにエネルギーがあるんだと。初日、道路の雑草がすごくキラキラして、こんなに綺麗だったんだと感激しました。人と会うと人の周りにも色が見え始めました。何でこの人は紫色でこの人は緑色をしてるんだろう、あるいは灰色がかってるんだろうかとか。3日目には宿便がたくさん出ました。1年前にしっかり腸内洗浄したはずなのに、こんなにたくさんの宿便がまだ出るんだと愕然としました。

私は毎朝世界の様々な宗教のお祈りをしてるんですが、4日目に伊勢神宮に正式参拝しました。その時、祈りがこんなに響きあってるのかと感動しました。命の響きあいが起きていたんです。5日目に歩いてると道から「さわさわ」とひそひそ声が聞こえました。たんぽぽが見えたので、タンポポに「綺麗だね~」と声をかけたら、タンポポが「ひゃー!」と反応したんです。たんぽぽの声が高まったんです。言葉ってエネルギーなんだ!綺麗だねというエネルギーに呼応するんです、命は。

そういった命の響き合いが周りで起こっていることに気がついた時、リーディングの内容がこんなに深かったのかと本当にびっくりして・・・。

ちょうど、断食によって得られる境地を読んだんですが、こういうことなんだと、気づくことがたくさんありました。それまで本で読んでいたリーディングの内容が多角的に感じられ、もっと深くキャッチできるようになりました。

気がついたのは、命やエネルギーの世界は繋がっているので、全てのものはエネルギーを交換してるんです。食べる行為、生きる行為でエネルギーの交換は起こっています。そのエネルギーの交換も、死んだから無くなるのではなく、死んでからもその命のきらめきは残っています。魂を磨く行為をしていく。それしかないと思いました。

断食をすると、エネルギーの世界に戻りやすいんで、命の力やエネルギーをキャッチしやすくなります。それもリーディングに書かれています。つまり、神聖さと一如になりやすくなる。目覚めが起きてきます。

テンプル ──

そう言ったエネルギーのことを感じられるようになった今、日々の食生活はどう変わったんですか?

白鳥 ──

今は普通の食生活です。でも断食した直後は、油を取った瞬間に性格が変わったことに気がつきました。初めて動物性油を取った時に、急にこだわり始めました。動物性の油はこだわりと癒着しやすくなるんだなと。次に、ショートニングを口にした時に、急に植物の声が聞こえなくなりました。断絶させてしまうんです。そういう油は身体の声を聞こえなくする。だから世の中がおかしくなっていくんだと。 食によって、人はおかしくされている。植物性の、例えばオーガニックのオリーブオイルはとても良い体感がありました。でも人工的な油、精製された油を取ると本当に物質的になってきます。それらは身体の声を聞こえなくさせていきます。今、自分の身体が痛んでいることすら分からないですよね。コンビニに入った時に思いました。あ、コンビニって命の力のない場所なんだと。でも多くの人はコンビニで売っているものを日々の食事としている…。

テンプル ──

そうですよねー。お腹が空いてコンビニに行っても、買えるのは水くらいしかなくて、一周回ってそのまま出ちゃうことも多いです。

都会に住んでいると、自然の環境は少なく、電磁波はあちこちに飛び交っているし、目に入るものは四角い無機質なビルばかりだし、電車はいつも混んでいるし、人と人との距離が近いしで、自分の感覚を閉じることでようやく生きていけるのが都会なのかもしれません。

そういえば、先日、あるセミナーに通っていたんですが、そこは風紀的に環境の悪い地域にあり、女性としては歩きずらい道を毎日歩く必要がありました。それから1週間くらいして友人に会ったら「あれ?なんでそんなにチャクラを閉じているの?」とびっくりされて…。チャクラってそんなことで閉じちゃうんだと今度は私がびっくりして・・・。

白鳥 ──

そういったことは起きますよね。でも、あえて不快さや傷つくことで学ぶこともあると思います。自分が閉じてしまっているなら、その閉じてしまった理由に向き合うチャンスにできます。

絶望の淵を泳ごうと、いつも思っています。脳腫瘍だと告知を受けたとき、そう思いました。ここまで落ち込む出来事はそうないですから、絶望の海も泳ぎきると開き直り始めます。そうすると自然に這い上がっていけるんですね。だから負のものほど受け入れると、解消したときに光をキャッチしやすくなることも学びました。負も喜んで受け入れることが、その時からできるようになりました。傷つく出来事があったら、傷ついたことに身をおいて感受性を高めて、それを許し手放せたら、次に見えてくるのは意識の学びです。意識の領域が広がっていくので「あ、学ばせてもらったんだな」と、また気づくんですね。

脳腫瘍の原因となった過去の意識をどんどん浄化していくなかで、過去生療法も体験しました。前世の自分がライオンに襲われ、そのライオンの歯が当たっていたところに脳腫瘍ができていたんです。襲われたときの恐怖心を完全に受け入れ、今度は襲ったライオンになってみることで彼が自分を襲った理由が理解ができ、恐怖心もなくなりました。ですから、どんなに負に思えることにも、必ず自分の中に答えがあるんです。それが分かれば、人のせいには出来ません。全て自己責任なんです。